日本の「春」そして美しく咲き乱れる「桜」に想いを馳せて!
ピノ・ノワール100%ロゼ"Sakura"ブルゴーニュから!!
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コート・ドール県の南、コート・ドール地区の最も南に位置する
「シェイイ・レ・マランジュ村」に居を構える
17haの畑で12種類のAOCワインを生み出す「ドメーヌ・シュヴロ」。

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ドメーヌ・シュヴロの三代目
「パヴロ」さんと奥様の「かおり」さん |
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かおりさんは航空会社在籍中にシニア・ソムリエの資格を取得。
さらにワイン研究のため、ボルドー大学醸造学部に留学。
2003年8月にパブロさんと結婚、2004年に一児を授かり、
現在、主にドメーヌ・シュヴロの輸出業務を担当。 |
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「春」が大好きな季節というカオリさん。
ブルゴーニュに嫁いだ事で、日本の風物詩的存在、
「お花見」を楽しむ事ができない「春」を迎え、
テレビで日本の「お花見」の映像が流れた時、
フランスにはないその様子を不思議に思ったパヴロさんに
日本人の「桜」に対する特別な想いをパブロさんに伝え、
カオリさんが以前から抱いていた想いを打ち明けたそうです。
「咲き乱れる桜の木の下で、美しい桜色をしたロゼ・ワインを
飲むことが出来ればどんなに素敵なことだろう」と。
合気道歴15年というパヴロさんは大変な親日家。
さらに、愛する妻から打ち明けられた想いに応えようと、
すぐに特別キュべのロゼワイン造りに乗り出しました。
通常だと初夏のものとされているドメーヌ・シュヴロのロゼですが、
それでは日本の桜の季節に間に合わないため、特別な造りを採用して3月にリリース。
ドメーヌが所有する畑は土壌も日照条件も最高の土地で、
樹齢80年のブドウ樹も存在するとの事。
さらに、エコセールとAB、二つの有機農産物の認証機関の認証を
受けている事を、ラベルの右下に配したマークと、
その旨を記した文章とで証明しています。
そんな、良い条件で手間を惜しまず、丁寧に、この“sakura”ために
栽培されたピノ・ノワール100%のロゼ・ワインです。
地元での評価もとても高く、
初夏のリリースと同時に即完売となる、
大人気のワインを【桜を愛でる国】日本のために
特別に、数量限定で、早出ししてくれたロゼが
この“Sakura”なんです。 |
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”sakura”を造るにあたって工夫した点 |
■通常より頻繁にバトナージュを行う
バトナージュ…発酵が終わって、澱と共に熟成中に沈殿した澱を攪拌する作業。
澱からのエキスの抽出が目的。早出し、早飲みの”sakura”にふくよかな旨みを早く纏わせるためかと。
■スティラージュ(澱引き)後の15日間の低温保存による安定化
スティラージュ…熟成中に、沈殿した澱を取り除く作業。
低温保存による安定化…葡萄の中に自然に存在する酒石酸やカリウムを低温下で結合させ、
意図的に結晶化。その結晶を沈殿させ、取り除き、結晶化しにくい安定したワインにする、という事。
■コラージュのベントナイトの量を30g/ℓから50g/ℓに増やす
コラージュ…清澄。清澄剤を使って不純物等を取り除き、ワインを澄んだものにし、
微生物的安定を図る作業。清澄剤として使われるのは、卵白、カゼイン、ベントナイト、ゼラチンなど。
”Sakura”ではベントナイトを使用。ベントナイトは不純物を吸着して、沈殿させてワインを清澄。
身近なベントナイトは猫のトイレの砂。濡れると固まるという特長を生かして採用されているとの事。
■樽熟成が3ヶ月
3ヶ月という比較的短い樽熟成の期間に、果実の香りの邪魔をしてしまう酵母の香りを“sakura”につけさせないため
沈殿する酵母(=澱)をすばやく取り除く、という作業をします。酵母の香りというのは、よくシャンパーニュやカヴァで
聞かれる「トースト」のような香りのこと。必然、当然、樽からの木の香りも抑えられるため、3ヶ月がちょうどいいという事。
すべては日本の桜の季節に間に合わせるため、そして、満足のいく出来の”sakura”を早く完成させるための工夫。
そんなシュヴロさんの技と想いがいっぱい詰まった”sakura”なのです。
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ラベルは両親の大親友である、
ドイツ人画家レナット・ジョシュマン氏によるもの |
透明なキャップシールが
ボトルの雰囲気をよりナチュラルに |
「パヴロ エ カオリ シュヴロ」の
文字がラベル下部に |
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“Sakura”というワイン名なので、
迷わず「桜色」と言いたい所ですが、液体の色合いは赤みの強いルビー。
ピノ・ノワールのロゼとしては濃いめの色付き。
澄んだ赤い色にはツヤ、照りがあって、
液体自体が輝きを放っているようにも。
その色合いが見事に表現するのは、ありありとした新鮮さ。
香りにはイチゴ、さくらんぼ、アセロラ、バラ、微かにアーモンド。
繊細でやさしい香りの立ち方。グラスの中でしばらく置いておくと、ジャムっぽい甘い香りも。
冷蔵庫から出したてのよく冷えた状態だと
キレ味鋭いシャープな辛口の白ワインのような口当たり。
酸味がやや強めに広がって旨みを抑え込んだ、爽快な飲み口。
ほのかに緑色の植物の風味が漂う、
スイカの白い部分に近い所を齧ったような味わい。
飲み口の後半には、じわじわと旨みが滲み出てきて、だんだんと開いていく印象。
冷たい状態だと引き締まった口当たり、味わいから、
徐々にほぐれてロゼワイン的なチャーミングな香味に変わっていく雰囲気の飲み口。
冷たさが取れていくにつれて、温度上昇と共に、
空気と混ざり合って開いた液体から、驚くほどに溢れ出てくるたっぷりの旨み。
抑え込まれる事なく伸びやかに広がるほのかな甘みと、
そのほの甘みにちょうどよく溶け合うしなやかな酸味。
果実味は見事にジューシー。優れたバランスを持つ、やわらかな舌触りの液体。
赤い色をした小粒の甘酸っぱい木の実を想わせる充実した飲み口。
後味はまるで甘酸っぱい新鮮なイチゴそのもの。
いつまでも止まりそうもないほどに。
酸味と微かな甘みが漂って、少しずつそのボリュームを落としていくと、
入れ代わりでほろ苦味が短く煌いて引き締めて幕を下ろす、
上質な赤ワインを飲んだような錯覚に陥りそうになる、とても心地よい余韻。 |
この”Sakura”、常温の方がやわらかな果実味をたっぷり感じられて、
多くの方が親しみやすいと思える味わいなのではないかと感じました。
なので、外に持ち出して飲む事になる「お花見」には間違いなくピッタリ。
そんなドメーヌ・シュヴロの特別限定キュべ“sakura”をぜひ。 |
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